ロンドンの公共交通機関は世界中で最も発展している場所の一つです。ロンドン 地下鉄、列車、バスの幅広いネットワークが街中に張り巡らされ、簡単に移動をする事が可能です。
ロンドンは巨大な都市で、1,583平方キロメートルの土地に870万人以上もの住民が居住しています。もしもロンドンが独立して国になったとしたら世界で96番目に大きな国となります。何とオーストリアの人口のより数千人少ない程度です!このことを考えてもロンドンの公共交通機関が幅広く、頻繁に効率よく運用されているのが理解できますね。

ロンドンを巡るにあたって ‘tube’ (チューブはロンドン地下鉄の愛称)が最も早く無難な選択です。TFL(ロンドン交通局)の発表では毎年13億7千万人が地下鉄を利用していると推測されています。現在は402キロにも及ぶ地下鉄ネットワークの一番最初の開業は1863年に遡り、ロンドンの文化を語る上で不可欠な存在となりました。

ロンドンのバス路線は世界で最大の規模となっています。地下鉄でたどり着けない場所に向かう際はバスが選択肢となります。市内で運行されているバスの台数は9,300台にのぼり、路線数は市内で675に及びます。有名な赤い二階建てバスは写真の被写体としてだけでなく、年間で20億人の利用者数を誇るロンドンに欠かせない存在です!

ロンドンの公共交通機関リスト
ロンドン 地下鉄(チューブ)
地元民からは’チューブ’ の愛称で親しまれるロンドン地下鉄はロンドン市内を移動する手段として一般的に最も速達性の高い存在です。ネットワークは全体で11路線、270駅に及び、ロンドンの ‘チューブ’ は世界最古の地下鉄ネットワークでもあります!どの路線も電車は頻繁に到着し、平均して2,3分毎の運行で、ピーク時はそれ以上の場合も。毎週金曜、土曜の夜はビクトリア、セントラル、ジュビリー、ノーザン、ピカデリーの各線は終夜運転を実施しています。

ロンドン バス
ロンドンといえば赤いバスを思い浮かべる方も多いでしょう。これらの二階建てバスはロンドンといえばこれといっても過言ではない存在で観光エリア以外でも街中のどこにも存在しています。ロンドンのバス路線全体では年間に20億人もの乗客を運んでいて、世界最大のバスネットワークを誇ります。市内では多くの道路でバス専用レーンが存在していて、定時性の確保に一役買っています。いくつかのバス路線は24時間運行されていて、便利な市民の足として活躍しています。

ロンドン ブラックキャブ(タクシー)
赤いバスと並んでロンドンで有名な乗り物といえばこちらの象徴的な乗り物、’ブラックキャブ’ でしょう。ブラックキャブのドライバーをただのタクシー運転手と侮ってはいけません。ブラックキャブの運転手になるためには何年も掛けて勉強を重ね、ロンドンの全ての道を把握したうえで、国で一番難しいと言われる試験に合格をしなければなりません。この知識がブラックキャブを唯一無二の存在とするポイントといっても過言ではありません。

ロンドンでの地下鉄の利用方法
乗車券の買い方
ロンドンで交通機関を利用する際に一番簡単なのは、クレジットカードのNFC(非接触決済)機能を利用するか、お持ちのスマートフォン(Apple Pay 等)を乗車券として利用する方法です。ただ、海外発行のカードの場合はカード会社によっては手数料が発生する場合もありますので旅行客の方はご注意を。
旅行客に最も確実な方法は’Oyster’(オイスター)と呼ばれるIC乗車券です。こちらのIC乗車券はオンラインもしくは、地下鉄とオーバーグラウンドの各駅で購入、チャージが可能です。オイスタカード発行料として5ポンド徴収されますが、カードを返却した際に返金されます。通常の紙の乗車券はIC乗車券の倍くらいの運賃となりますので避けましょう。

地下鉄で移動方法を確認するためには
ロンドン地下鉄での移動はそこまで難しくはありません。列車ホーム上にはマップが多数設置されており、ロンドン交通局のスタッフに訪ねることも可能です。地下鉄各線は異なる色分けがされていますが、ロンドンっ子のようにスイスイ移動したい場合は路線名を覚えましょう!

ロンドンっ子が教える地下鉄裏情報
1)オイスターカードへのチャージはスマートフォンのアプリでも可能。地元民は銀行発行のデビットカードのNFC(非接触決済)機能を利用して乗車している方が多いです。
2)ロンドン地下鉄へは折りたたみ式自転車の持ち込みが可能です。通常サイズの場合は制限がありますのであらかじめ交通局へ確認を。
3)地下鉄へのペットの持ち込みは許可されています。犬の一緒にご乗車の際は、犬は紐で繋がれているか、大人しくいい子に座っていることが条件です。
4)平日(月から金)の通勤ピークタイムの利用は避けるのが無難です。料金は割増でぎゅうぎゅうの汗だくになります。
5)エスカレーターで立ち止まる際は必ず右側に立ちましょう。ロンドンっ子はこれが守れない人が大嫌いです。
地下鉄運行時間
ロンドン地下鉄は通常朝の午前5時から深夜0時ごろまでの運行です。だた、金曜土曜の夜間に関してはビクトリア、セントラル、ジュビリー、ノーザン、ピカデリーの各線は終夜運転行なっています。日曜日は通常よりも始発は遅く、終電は早いです。ご利用の際はTFL(ロンドン交通局)のウェブサイトで遅延や計画運休の確認をしましょう。
ロンドンでのバスの利用方法
バス乗車券の買い方
ロンドンのバス車内では乗車券の販売を行なっておりません。乗車前にはチャージされたオイスターカードかNFCが使えるデビット、クレジットカードを用意しましょう。いくつかの最新式のバスではバスのどのドアからもカードリーダーに乗車券をかざせば乗車可能なものも存在しますが、旧式のバスの場合はバス前方のみから乗車可能となり、運転手の目の前で乗車券をかざすシステムとなっています。
バスでの移動方法を確認するためには
ロンドン市内に675もの路線が存在するため、観光客にとってバスはちょっと取っつきにくい印象があるかもしれません。そんな時はCitymapper や Google Mapsを利用すれば簡単に移動方法が確認できます。これだけ多数の路線が存在する現状、これらのアプリで行き先を入力し、それ通りに移動するのが最も効率的でしょう。もしも不安な場合はバスの運転手に聞いてしまうのが一番確実です。 – 運転手はフレンドリーな方が多いです。

ロンドンっ子が教えるバス裏情報
1)バスを利用の際は、乗る時だけIC乗車券(オイスター/ NFC機能付クレジット、デビットカード)をかざしましょう。降りる際は必要ありません。
2)一度カードリーダーにかざすと、一回分の運賃でそこから1時間は他のバスにも乗車可能です。毎回カードリーダーにIC乗車券をかざしても最初のかざした時から1時間以内であれば料金はひかれません。
3)降車の際は必ず赤い ‘stop’ ボタンを押しましょう。忘れると通り過ぎてしまうことも。
ロンドンの交通機関をお得に利用する方法
Oyster card(オイスターカード)
オイスターカードはオンラインまたは、ロンドンの地下鉄駅で購入可能です。カード発行の際にデポジットとして5ポンド徴収されますが、カード返却時に返金されます。Visitor Oyster card(ビジター・オイスター・カード)を行列なしで購入したい場合はオンラインでの注文がオススメです。ロンドン滞在前に世界中のどこの住所にでも届けてもらうことが可能です。

他の旅行者用乗車券
紙タイプの乗車券が異常に高いこのロンドンでは、オイスターカードまたはNFC機能付クレジット、デビットカードの利用が必須と言えます、Big Bus Toursのような ‘乗り降り自由’ なツアーバスも移動手段も存在しますが、これらのバスは決まったルートのみの運行で、その多くは観光名所周辺に限定されています。

ロンドンでその他の交通機関
タクシー、ハイヤー送迎
ロンドンのブラックキャブはロンドンで最も安全で信頼の置ける移動手段です。このブラックキャブは街中のバス専用レーンを利用することを許可されていて、移動時間の短縮に一役買っています。ブラックキャブは街中で唯一認証を受けたタクシー達で、My Taxi というアプリを使ってもブラックキャブを呼び出し可能です。他の送迎ハイヤーはロンドンではあまり歓迎されておらず、前もって予約が必要です。

| その他の選択としてはUber や Addison Lee が代替手段です。
| Website
ロンドンでレンタカー
ロンドンには数多くのレンタカー会社が存在しています。rentalcars.com などのウェブサイトを使えば希望のエリアのレンタカーが簡単に検索可能です。主要鉄道駅や空港はレンタカー事業者が多数存在します。

| 市内では最近ZipCar のようなカーシェアリングサービスも使われるようになっています。
| Auto Europe | Europcar
レンタル自転車
ロンドンではこちらのレンタル自転車も有名です。ロンドンっからはロンドン前市長、Boris Johnson(ボリス・ジョンソン)の名をとって’Boris bikes’ (ボリス・バイク)の愛称で呼ばれている Santander cycles (サンタンデール・サイクルズ)。2ポンドで24時間利用でき、最初の30分は無料です。このことからボリス・バイクはロンドンでは近場の移動でかなり利用されています。

| 長期利用の場合は30分毎に2ポンドの追加料金が発生します。利用料金は自転車置き場の精算機で支払いましょう。
| Website